トレーラーハウスを店舗として活用するメリットとは
トレーラハウスは、住居や事務所など様々な用途で活用できますが、店舗として利用する方も少なくありません。
近年では、店舗用のラインナップも増えてきていますが、トレーラーハウスを店舗として活用するメリットは数多くあります。
まず挙げられるメリットは、初期費用が大幅に抑えられることです。
トレーラーハウスは基礎工事や地盤工事が不要なので、通常の店舗よりも大幅に安い価格で購入することができます。
また、法律上は不動産ではなく動産扱いとなるため、固定資産税や不動産取得税といった税金がかかりません。
法人で購入する際は減価償却期間も短いため、ランニングコストも抑えることが可能です。
加えて、移転が容易というメリットもあります。
トレーラーハウスは大型トラックで牽引して移動させることができるため、移転することになってもスムーズに移動させることができます。
さらに、トレーラーハウスは中古でも需要があるので、廃業などの理由で手放すことになった場合でもそれなりの金額でスムーズに売却することが可能です。
トレーラーハウスを店舗利用するデメリットも知っておこう
上記の通り、トレーラーハウスには様々なメリットがありますが、デメリットもいくつかあるので注意が必要です。
トレーラーハウスのデメリットとしてまず挙げられるのは、車高が高いことです。
トレーラーハウスはタイヤが付いているため車高が高く、入り口が高い位置にあります。
そのため、階段やウッドデッキが必須となりますが、車いすの方や足が不自由な方の来店も見越すのであればスロープを設置するなどの工夫も必要です。
加えて、運送費用が高額になるというデメリットもあります。
トレーラーハウスは車両ではありますが、エンジンを搭載していないため移動させるには大型トラックなどで牽引する必要があります。
基本的には業者に依頼することになるので運送費が発生しますが、一般的には10~100万円ほどの運送費がかかるので注意が必要です。
また、トレーラーハウスは車両なので市街化調整区域に設置することが可能ですが、地区町村によっては独自の条例により設置できないケースもあるので、あらかじめ設置を希望する自治体の窓口に問い合わせておくことをおすすめします。
まとめ
トレーラーハウスは、一般的な物件よりも初期費用やランニングコストが抑えられるとともに、移転や売却も容易なので、店舗として利用する方も少なくありません。
近年では、店舗用のラインナップも徐々に充実してきていますが、トレーラーハウスは車高が高いとともに、高額な運送費がかかるというデメリットがあります。
また、トレーラーハウスは基本的に市街化調整区域にも設置できますが、自治体によっては設置できないケースもあるので十分に注意しましょう。